今回も前回に引き続き、食欲の秋!栄養素についてです。
それでは参りましょう!
目次
5大栄養素を多く含む主な食品とは?
【炭水化物を多く含む主な食品】

砂糖のほか穀類、イモ類、果物、ごぼうや豆、きのこ、昆布など海藻
炭水化物には「糖質」と「食物繊維」があります。糖質は、ぶどう糖などに分解され、からだの中でエネルギーのもとになります。砂糖はもちろんご飯や麺類、パンなどの原料である穀類やイモ類、豆、果物などにも多く含まれます。食物繊維は2種類あり、ごぼうや豆などに多く含まれる「不溶性食物繊維」は、腸を刺激してお通じをよくする効果があり、水に溶ける特徴のある「水溶性食物繊維」は、里イモや昆布などに多く含ふくまれ、腸内細菌のバランスを整えます。
【脂質を多く含む主な食品】

バターやマーガリン、マヨネーズなど、肉や魚の脂肪
脂質は料理に使う油、バター、マーガリンやマヨネーズのほか、肉や魚の脂肪にも含まれています。脂質は、「太る原因になるからあまりとりたくない」という人もいるかもしれませんが、力・体温のもとになるエネルギー源や、細胞膜の構成成分として働く毎日の生活になくてはならない大切な栄養素です。
【たんぱく質を多く含む主な食品】

肉や魚介類、卵、大豆、牛乳など
たんぱく質は、肉や魚介類、卵、大豆、牛乳などに多く含まれる栄養素です。私たちのからだの筋肉や皮膚、爪、歯、髪の毛などを作ってくれます。さらに、病気と戦う免疫抗体や、からだの働きを調節するホルモンなども、たんぱく質から作られています!
【ビタミンを多く含む主な食品】

野菜、イモ、果物、穀類、肉や魚介類など
ビタミンは脂に溶ける脂溶性と、水に溶ける水溶性の2つに分けられます。野菜、イモ、果物、穀類に多く、肉や魚介類にも含ふくまれます。全部で13種類あり、それぞれ働きが違いますが、主に炭水化物やたんぱく質がエネルギーやからだの材料になるのを助けています。
【ミネラル(無機質)を多く含む主な食品】

牛乳などの乳製品、レバー、ひじきなどの海藻、小松菜
ミネラル(無機質)は、牛乳などに含ふくまれる「カルシウム」や、レバーやひじきなどに含ふくまれる「鉄」など、食品ごとに含まれるものが異なります。その中でも健康を保つのに欠かせない16種類を「必須ミネラル」と呼び、骨や歯をつくる材料になったり、からだの調子を整えたりとさまざまな働きをします。
美容に必要とされる5大栄養素

美容について真剣に取り組むのであれば、まずは健康的なからだ作りから実践!
それにはまず、美容とも深い関わりがある5大栄養素についてしっかり知ることがおすすめ!最近では食物繊維を加えて六大栄養素と呼ばれることも多く、これらを多く含む食材を日々の食事に積極的に取り入れ、美しい肌や髪をぜひ手に入れていきましょう!
炭水化物(糖質)
からだを動かすのに重要なエネルギーであり、不足すると倦怠感や集中力低下に繋がります。からだを動かすことは美容、ダイエットにとっても重要、過度な糖質制限はかえって体内の細胞を老化させ、肌荒れや髪のパサつきなどに繋がります。脂質
からだを動かすための重要なエネルギー源。細胞膜や血液、ホルモンなどを構成し、脂溶性ビタミンの吸収をよくする働きがあり、特に一価不飽和脂肪酸は悪玉コレステロールの上昇を抑え、乾燥肌予防にも良いとされています。油の中で最も酸化しにくい油です。たんぱく質
筋肉を始め、肌のコラーゲンや髪の毛、爪、さまざまな臓器を構成する重要な栄養素です。体の5分の1はタンパク質でできており、積極的に摂取することでエイジングケアや美肌効果、髪の毛の潤いやツヤの向上など、様々な美容効果の向上が期待できます。ビタミン
摂取することにより肌の潤いが保たれ、乾燥肌の予防や、シミ、シワの予防にも効果あり!ミネラル(無機質)
ミネラルを摂取することにより肌の弾力性や潤いが保たれ、若々しさを持続することができます。
5大栄養素が効率的に摂取できるお料理!6大栄養素?!

鍋料理は肉や魚、野菜などが一緒に食べられて、タンパク質やビタミン、ミネラルなどを効率よく摂取でき、温かい食べ物なのでお手軽で美容にも良い簡単料理です。
もっと手軽に摂取したいのであれば、乳製品や野菜、果物などをミキサーで攪拌し、スムージーにするのがよいです。乳製品からタンパク質や脂質、野菜や果物からビタミン、ミネラル、糖質などが効率よく摂取できるだけでなく、作り方も簡単でおすすめです。
五大栄養素に食物繊維を加えたものを「六大栄養素」と呼び、食物繊維は正確に言うと栄養素ではないのですが整腸作用があり、摂取することで腸内環境を整え、代謝の向上による美肌効果が期待できます。納豆や糠漬けなどの発酵食品と一緒に摂取することにより腸内環境改善効果が増します。