「自律神経」について【Part1】

免疫力は腸内で変わる

母の日が近づき、色鮮やかなカーネーションが花屋の店先に並ぶ時期ですね!みなさま、お健やかにお過ごしでしょうか?
今月のコラムは、この時期に起こりやすい、身体の不調について、みなさま、身体がなんかだるいな?!と感じることは多くないですか?この時期は気温の変化で自律神経のバランスを崩しやすい時期です。自律神経の乱れから様々な身体の変化を感じやすくなります。
そんな方必見、自律神経と身体、バランスを保つ生活のコツ、予防策について紹介したいと思います。

心と体がしんどい原因は?!自律神経?!

心と体がしんどい原因は?!自律神経?!

自律神経の乱れが原因?!春の疲れはゆっくり過ごすことで解消!

忙しい日々に加え、春はとても不安定な天候と季節的に新しくスタートする時期、生活環境の変化が伴い、緊張や不安、ストレスなどを抱えやすい時期が4月~5月です。精神的に落ち着かない状態が続くと、自律神経が乱れ心身の不調につながります。
また、更年期を迎える40代からは特に“ゆっくり”を意識して、疲れにくい体を手に入れることを意識し過ごしていくことはとても大切なことです
目に見えないけど、さまざまな症状の原因となる自律神経。まずは自律神経が私たちの心身にどのような影響を与えているのか?不調へと繋がる原因、そこから生じる症状を理解し、どう整えていくのか?怠さやストレスへの対処法を実践していくことで心と身体がラクになるような毎日へ変えていけるのかを紹介していきます。

私たちの心と身体は互いに密接に関係していて、外側から起こるストレスは、自律神経系、内分泌系、免疫系に影響を与えます。そして心身、身体へ不安、イライラ、めまい、頭痛、腹痛などで現れてきます
自律神経が乱れる原因を自分の生活を振り返り考えてみると、実にさまざまな原因が考えられます。

例えば、いつもせかせか、忙しなく動いていて、何かやっていないと落ち着かないようなタイプの方は、交感神経の緊張が続いている状態がと言えます。ゲーム依存などからくる昼夜逆転の生活リズムも乱れにつながります。
また月経前不快気分障害、更年期症状など、性周期に関わるホルモンの乱れ、不安・悲しみ・心の傷など、感情が強く揺さぶられるようなことが起こると、ストレスに弱くなり症状が出ていきます。さらに天候の乱れも雨が降りそうなときに頭や関節が痛くなるなど、いわゆる気象病も原因になると言われています。

自律神経にはどんな役割があるの?

自律神経にはどんな役割があるの?

「自律神経を整える」という話をよく耳にしますが、そもそも自律神経とは、私たちの身体の中でどういう役割を果たしているのでしょうか?
自律神経とは、無意識的に働いている身体の機能を抑制する、呼吸、心拍、血圧、消化など、人間の体の活動を自動的に調整する神経系のことです。自律神経は交感神経と副交感神経の2つの要素で構成されています。
また意識的にコントロールすることはできず、交感神経と副交感神経の2つがバランスをとりながら全身の働きを調整しています。


交感神経副交感神経
状況交感神経アクティブ・興奮副交感神経リラックス・冷静
体内環境交感神経心拍が早く、血圧・体温が上昇副交感神経心拍が緩やか、血圧・体温が下降
役割交感神経身体の活動状態を向上副交感神経身体のリラックス状態を促進

【交感神経】

交感神経は、身体の活動を活発化させる役割を果たしていて、ストレスや興奮状態において重要な役割を果たしています。
心拍数・血圧の上昇・血糖値の上昇・気管支の拡張など、身体のエネルギーを増やす反応を引き起こします。また、血液の循環を促進し筋肉の収縮を増加させることで、身体の活動性を高めています。


【副交感神経】

一方副交感神経は、身体のリラックス状態を促進する役割を果たしていて、心拍数や血圧の低下、消化器官の活動の増加・気管支の収縮など、身体のエネルギーを節約する反応を引き起こします
血液の循環を緩やかにし筋肉の収縮を減少させることで、身体のリラックス状態を促進します。


交感神経と副交感神経のバランスが崩れ正常な調節が行われなくなる状態、身体の機能が適切に制御されず、さまざまな症状が現れることが自律神経の乱れです。
自律神経が乱れる原因はさまざまあるのですが、どれも交感神経と副交感神経のバランスの問題とされています。

「ストレス・睡眠不足・過労」

交感神経が活性化している状態が続き、身体を休息させる副交感神経が上手く活動していないので自律神経が乱れる原因に繋がります。

不規則な生活習慣や環境(気温・高度など)の変化

身体が上手く適応できず自律神経の乱れを引き起こす可能性もあります。

今回のコラムはここまでです。続きはPart2で