「有酸素運動」の効果について【part1】

「有酸素運動」の効果について

暦の上では大寒とはいえ、冬晴れの穏やかな日々が続いておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
2025年がスタート致しました。気を引き締め今年もスタッフ一同頑張って参りますので、皆さま、本年度もどうぞ宜しくお願い致します。
2025年最初のコラムは「有酸素運動」の効果についてです!
春も近づいてきますので、年末年始はどうしても行事的にも食べすぎ、飲みすぎ、運動不足はつきものですよね。暴飲暴食した分、春に向けて少しずつ身体を動かす準備を一緒にしませんか?有酸素運動にはダイエット、基礎代謝向上など様々な効果があるので、参考にしてもらえればと思います!
それでは参りましょう。

有酸素運動の様々な効果

「有酸素運動」の効果について

皆さまもうご存じだと思いますが、有酸素運動とは、筋肉を動かす時にエネルギー源として体内にある糖質・脂質と共に酸素が使われる運動のことを言います。
有酸素運動という名前の由来は運動中に呼吸しているという意味ではなく、運動する時に酸素が使われることに由来しているのです。また、運動強度は小さくて、筋肉へかかる負担が比較的軽いことが有酸素運動の特徴なので、誰でも気軽に取り組める運動です。

有酸素運動と言えば…

ジョギング・ウォーキング・サイクリング・水泳など です!


有酸素運動をすることで得られる効果について
大きく6つに分けてわかりやすくご説明したいと思います。

  1. 減量、体脂肪の減少

    有酸素運動は体内の脂肪をエネルギー源として利用する運動なので、体脂肪を減少させる効果が期待できます。
    体脂肪が減る=体重も減少する可能性が高いことから、有酸素運動はダイエットに効果的な運動です!また運動強度が比較的低く、長時間続けやすいく、運動強度が高い運動に比べて運動中に脂肪が燃焼しやすいのが最大のメリットです。

  2. 持久力の向上

    運動する際には多くのエネルギーが必要となります。
    エネルギーをつくるために体内の酸素が利用されます。体内に多く酸素を取り込める=より多くのエネルギーを産み出すとができる=長く運動ができる。有酸素運動は持久力を向上させる働きがある。と言えるのです。

  3. 脂質異常症の予防・改善

    脂質異常症とは血液中の「中性脂肪」や「コレステロール」の数値が異常な状態のことを指します。
    有酸素運動を行うと脂質異常症の原因である血中の中性脂肪を減らし、体内の余分なコレステロールを減らす効果が期待できます

  4. 高血圧の予防・改善

    有酸素運動を継続的に行うと血管内皮機能の改善、体脂肪の燃焼を促し適正体重を維持しやすくなるため、高血圧の予防・改善に繋がります。

  5. 高血糖の予防・改善

    血糖値が慢性的に高い状態のことを高血糖といいますよね。この状態が続くと動脈硬化や糖尿病を引き起こすリスクが高まります。
    有酸素運動は筋肉を動かす時のエネルギー源として血糖が使用されるため、血糖値を下げる効果が期待でき、筋肉が増えることでインスリンの効果は高まるため、有酸素運動と筋力トレーニングの組み合わせでより良い効果が期待できます

  6. 骨粗しょう症の予防

    有酸素運動による刺激は、骨に微量の電流を刺激として与えるので骨を強くします
    骨粗しょう症を予防するには骨に刺激を与える運動が効果的といわれているので、骨粗しょう症の予防に繋がります。

目的に合わせた目標心拍数の設定・計算方法について

「有酸素運動」の効果について

なぜ?!目的に合わせた目標心拍数の設定が必要なのかご存じですか?
心拍数を意識した有酸素運動は効率よく脂肪燃焼ができます。
ダイエットに効果的と言われる有酸素運動!でもただ頑張れば結果が出るものではなく、楽すぎても効果は出ません。効果を出すには、効果が出やすい運動強度があります。

Pointは「ちょっときつい」です。そのちょっときついはあなたの手元で測れる心拍数。
無理なくファットバーンゾーンを保って続けられる運動がベスト!
効率よく脂肪をどんどん燃やすには目標心拍数の設定・計算方法を知ることが大切なのです。


目標心拍数は、

「運動強度(%)×{最大心拍数(220-年齢)-安静時心拍数}+安静時心拍数」


例)50歳で安静時心拍数が80回/分の人が、運動強度が60%のウォーキングをしたい場合
目標心拍数 = (220-50-80)×0.6+80 = 134


※運動強度は、ウォーキングでは50~60%程度、エクササイズウォーキングでは60~70%程度が適当とされています。


いかがでしょうか?!この続きは次回のコラムで!お楽しみに~