新年明けましておめでとうございます。
本年度も、皆さまどうぞ宜しくお願い致します。
寒に入り寒さが厳しくなってきたな。と感じる日々が続いておりますがいかがお過ごしでしょうか?
2024年がスタートしましたが、歳を重ねるごとにあっという間に月日が流れて、気がつくと年の瀬を迎えております。
今年も課題を決めて、実行できる年にしていきましょうね!
2024年最初のコラムは2週にわたって紹介したいと思います。
年末に1冊の本を読みました。そこには…
- 運動ががん治療に有効?!
- 筋トレでも有酸素運動でもない…短時間で高い効果を期待できる運動とは?!
- 高強度インターバル・トレーニングの知られざる健康効果
など興味深い内容が書かれていたので、
今日から実践できる具体的なトレーニング時間なども含めてご紹介したいと思います。
それでは参りましょう!
週に150分、中程度の運動を推奨
私たちは生きていく為に、必然的に身体を動かさなくてはなりません。
運動することで私たちはより健康に生活できることは周知の事実です。
有酸素運動や筋力トレーニングが健康にいいことは数十年にわたる研究をまとめた複数の研究機関の報告書でも発表されています。どんな運動も、やらないよりはやるほうがマシです。
有酸素運動や筋力トレーニングが肥満やメタボを解消し、高血圧や糖尿病などの予防・改善に役立つことを理解していても、「まとまった時間をとれないので、有酸素運動や筋力トレーニングが続かない」と悩んでいる人は多いと思います。
そんな方に朗報です!
有酸素運動や筋力トレーニングは決まった時間にまとめて実施できなくても、週に150分(2.5時間)の合計時間を確保できていれば、十分に効果を得られることが確かめられています。
または、週75分の激しい有酸素運動や筋力トレーニングの継続のいずれかが推奨されています。
有酸素運動や筋力トレーニングががんの再発、死亡リスクを低減
運動が特定のがんの再発や死亡のリスクを低減させることは、数多くの研究により証明されています。
これらの研究により、有酸素運動や筋力トレーニングは、乳がん・大腸がん・前立腺がん・子宮体がん・卵巣がん・肺がんの死亡リスクを大幅に低下させることが研究でわかっています。
例として…
自転車・テニス・ジョギング・水泳などの適度な有酸素運動を週3時間以上することにより、前立腺がんの男性の生存率が大幅に改善することがわかったと結論付けている研究
乳がんの女性が週に1時間だけ、平均(時速約3~5キロメートル)のペースで歩いた場合、有酸素運動や筋力トレーニングを全くしない女性に比べて、乳がんによる死亡リスクが最大49%低下することが示された研究
テニス・ゴルフ・自転車・水泳・ガーデニング・早歩き・ダンス・エアロビクス・ジョギングなどの有酸素運動や筋力トレーニングをしている人は、していない人に比べて死亡リスクが31%低く、これは大腸がん患者を対象にした大規模な研究で、大腸がんを患う前に運動していたかどうかは関係なかった。という結果が示された研究
これまで運動を全くしていなくても大丈夫です!
今からでも遅くはありません!
筋肉量の減少=がん患者が衰弱
運動にはさまざまな種類があります。
有酸素運動や筋力トレーニングは皆さんがよく聞き、実践されている運動の一つです。
有酸素運動というのは酸素摂取量を増やす運動全般のことを言います。
歩く・走る・泳ぐ・自転車に乗るといった運動は筋肉により多くの酸素を供給するために、より深く、より速い呼吸を必要とするので有酸素運動となります。
有酸素運動は最もよく研究されている運動形態のひとつで、あらゆる効果をもたらします。
筋力トレーニングは重りを持ち上げたり、抵抗バンドを引っ張ったり、スポーツジムで機械を使ってするのが一般的ですよね。
がん患者を対象とした筋力トレーニングなどの研究がおこなわれるようになったのは、ここ最近の話になります。
1~3ポンド(約0.5~1.4キログラム)のダンベルを定期的に使用する筋力トレーニングは、筋肉量の維持に効果的であることが研究により実証されています。
化学療法や放射線療法を受けるがん患者を最も衰弱させる副作用は、筋肉量の減少と、それにともなう体力の低下です!
その結果、生活の質を低下させ、日常生活に大きな支障をきたす可能性があります。
化学療法と放射線療法を受けているがん患者に対する筋力トレーニングは、治療に関連する副作用を減らし、筋力を大幅に増やし、低体重を維持し、体脂肪率を減らす安全な運動であると、このテーマに関して実施された大規模な研究で結論づけているそうです。
皆さんは近年、関心が高まっている『高強度インターバル・トレーニング(HIIT)』・『リンパトレーニング』はご存じでしょうか?
本日のコラムはここまでです!
次回は高強度インターバル・トレーニング(HIIT)とは?!から引続きコラムを書きますので、お楽しみに~