梅雨の時期はビタミンDに意識を向けて

梅雨の時期はビタミンDに意識を向けて

昨年より16日も早く梅雨入りが発表されてしまいましたね…。
梅雨になると何となく体調が優れない、トレーニングをしても何となく調子がでない…と「憂鬱」な思いを抱えている人が多いのではないでしょうか?
梅雨はさまざまな体調不良が起こりやすいと感じる人が多いと思います。
この時期に起こる不調の原因の多くは、気圧の変化や長雨による「湿気」が影響するからでは?!と考えられています。不調の時は無理にトレーニングをせず適度に休みを入れましょう。今回はそんな梅雨が原因で体調不良になりやすい皆さまへ向けて、コラムを発信したいと思います!

それでは参りましょう!

梅雨の体調不良症状をチェック

梅雨の時期はビタミンDに意識を向けて

梅雨は湿気が多い季節。トレーニングをしても、その湿気が原因で体調不良を起こすケースがあります。
カラダに余分な水分が溜まり、体調不良を起こしやすい方のことを「湿気負け体質」といいます。この季節になって毎年悩んでいるその不調は、もしかすると、トレーニング内容ではなく湿気が原因かもしれません。
下記の症状に当てはまるかチェックしてみましょう!

  • カラダがむくむ
  • カラダが重だるい
  • 頭が重い・痛い
  • グルグル回転するようなめまいがする
  • 食欲が湧かない・胃が重い
  • 軟便や下痢傾向である
  • オリモノが多い
  • 関節が動かしにくい・痛い・腫れる

梅雨は余分な水分が溜まりやすくなる!?

梅雨の時期はビタミンDに意識を向けて

カラダにとってもトレーニングにとっても適度な水分は必要不可欠。身体を潤わせ、健康を維持するために必要なものです。しかし、必要以上に摂ってしまうと話は別になってきます。
余分な水が溜まる原因と言えば、水の飲み過ぎを一番に思い浮かぶ人が多いのではないでしょうか。
でも、それだけではないのです!
実は、外からの影響もカラダに余分な水がたまる原因になります。
そのひとつに梅雨、つまり「雨による湿気」があります。漢方の世界では、過剰な湿気のことを「湿邪(しつじゃ)」と呼びます。
湿邪は身体に入り込むと、体内の水分を必要以上に増やして悪影響を及ぼすと考えられています。例えば、むくみや頭痛、めまい、食欲不振などです。トレーニングをしても余分な水分が上手く排出されず、カラダに溜まり過ぎるとあちこちで悪さをして、さまざまな症状を引き起こす原因になると言われています。

梅雨とビタミンDの関係

梅雨の時期はビタミンDに意識を向けて

体調不良の症状が出やすくなるのは、長雨が続く梅雨の季節だけではありません。真夏や台風の多い残暑なども過剰な湿気が続きます。さらに、その時期は雨や曇りの日が続き、日照時間が減少します。しかし、日照時間に関係して私たちの健康に欠かせない栄養素のひとつがビタミンDです。

「人間にも光合成は必要?!」梅雨を支えるビタミンDの役割

ビタミンDの補給は人間にとって重要です。骨の健康を維持し、トレーニングをして元気な日々を送るために、ビタミンDの補給方法について学んでいきましょう。

ビタミンDとは?

ビタミンDはカルシウムの吸収を促進、骨の成長を促進、血中力ルシウム濃度を調整する重要な役割のある栄養素で、健康な骨を保つために欠かせません。
ビタミンDは腸管からのカルシウム吸収を助け、骨粗しょう症の予防や、免疫機能を調整する働きがあります。もちろん、トレーニングを行う上でもカラダ作りをサポートします。

梅雨の季節とビタミンD不足の関係

梅雨の季節は、雨や曇りの日が続き、日照時間が減少します。この日照不足は、私たちのビタミンD補給に影響を及ぼす要素となります。
ビタミンDは私たちの皮膚が紫外線を浴びることによって合成されます。トレーニングなどで日光の紫外線を受けると、皮膚内でビタミンD3へと変換されます。しかし、この季節は日照時間が短く、トレーニングをしても日光によるビタミンDの合成が制限されるため、ビタミンD不足が生じやすくなります。
特に梅雨の間は、曇りや雨が続き、トレーニングの機会が減ることも多いかもしれません。その結果、ビタミンDの合成が不十分になる可能性があります。

ビタミンDの重要性

骨の健康に欠かせない栄養素というと、私たちはまずカルシウムを思い浮かべますが、ビタミンDの助けがあってこそカルシウムが効率的に活用されます。
ビタミンDは、カルシウムの吸収を高め、骨密度を増加させる(新陳代謝を高める)働きがあります。その結果、骨折の予防・抑制へとつながり、トレーニングを行いやすくなります。また、ビタミンDの骨以外の作用についてはいろいろな研究がなされています。癌、炎症、免疫、心血管系、皮膚、筋肉などへの作用が報告されています。

ビタミンDと食事

ビタミンDは、日光による皮膚での合成以外にも、トレーニングにも重要な食品から摂取することもできます。梅雨の季節は日光不足になるため、食品からビタミンDを摂ることが重要になります。ビタミンDが多く含まれている食材は卵、魚類、キノコ類です。タンパク質も豊富なため、トレーニング中にもオススメ。この季節は意識して多く摂るように心がけましょう!



まだまだ続く梅雨。なんだかトレーニングする気になれない気持ちや、この時期の体調不良は特別なものではなく、誰にでも起こり得ることです。あまりマイナスに考え過ぎず、かといって無理してトレーニングをし過ぎず、夏に向けて健やかなカラダで過ごせるように意識を変えて過ごしていきましょう!