前回に引き続き、骨盤について掲載します!
骨盤は身体の中心に位置していて、姿勢や動作のバランスを保つ上でとても重要な役割を果たしていることを前回お伝えしました!
現代の生活スタイル、悪い姿勢の習慣により、多くの人が歪みを感じていると思います。
そもそも歳を重ね、普通に日常生活を送っているだけで、骨盤は歪みやすいです。腰痛や反り腰にもなりがちです。
だからこそケアが重要なのです!
歪みが身体に及ぼす影響、姿勢、筋肉も絡めて、今回のコラムでお伝えできればと思っています。
それでは参りましょう。
骨盤ケアの重要性について
まずは骨盤の歪みとその影響について説明します。
日常的な不良姿勢や運動不足、妊娠・出産、または急性の外傷など、さまざまな要因により、骨盤の歪みを引き起します。
身体のバランスが崩れ、さまざまな不調が現われます。
下記のような不調が考えられます。
姿勢の悪化
脊柱や関節に不必要な負荷がかかってしまい、姿勢が悪化します。
これにより、首や背中の痛み、頭痛、肩こり、腰痛などが引き起こされる可能性があります。筋肉の不均衡
周囲の筋肉のバランスを崩し、特定の筋肉の緊張や硬さを引き起こします。
これにより、腰痛や足の痛みへ繋がる可能性があります。内臓の圧迫
内臓への圧迫が増加、消化器系、泌尿器系の機能に影響を与える可能性があります。
骨盤の構造
骨盤は4つの骨が結合し成り立っています。仙骨・腸骨・恥骨そして坐骨です。
女性と男性で形は違います。女性は妊娠や出産に適応するため幅が広く浅い形をしていますが、男性は細くて深い形です。
歪みやすい理由
日常の習慣が歪みを引き起こしてしまいます。
例えば椅子に腰掛ける際、同じ側の足を組んでばかりいる・鞄を持つ際片側の肩に掛けることが多い・デスクワークで長時間椅子に座っている・毎日就寝時に同じ姿勢で寝ている・・
これらの習慣が一番の原因となります。
さらに運動不足や加齢による筋力の低下や出産やストレスにより骨盤が歪んでしまう可能性が高くなります。
そもそも現代の日常習慣が骨盤の歪みを引き起こしているからこそ、日々のケアがとても重要になるのです。
姿勢の歪みと骨盤の重要性について
骨盤の歪みケアはきれいな姿勢を保つカギ!
スマートフォンの長時間使用、デスクワーク、家事の立ち作業で、いつの間にか姿勢が悪くなり、肩がこったり、腰が痛くなったりすることはありませんか?
最適な角度に正すことで、症状は改善されやすくなります。
無理なく美しい姿勢がキープできるようにもなります。
骨盤は、背骨〜頭を支えている大きな骨格!
そこに歪みが生じると腰痛をはじめとする上半身のトラブルへ繋がり、姿勢へも影響します。正しい位置にあるかどうかがとても重要になります。
姿勢が良い
自身の骨盤の適正角度を保つことができれば、その上につながる背骨の角度も自然とベストな位置に保たれるので、常にきれいな姿勢がキープできています。気が付いたら背中が丸まっていたり首が前に出ていたりする人は筋肉が緩んでいる証拠
お尻が上がる&お腹がペッタン
骨盤を支えているのは、股関節と筋肉。筋肉に関してはお尻の筋肉が約60%、それに連動して伸び縮みするお腹の筋肉が約40%の割合
正しい位置にある人はおのずとお尻&お腹がひきしまって、ヒップアップ、お腹ペッタンの方が多いです。
バストアップ
お尻とお腹の筋肉がしっかりある方が多いです。
お尻とお腹の筋肉があれば背筋も引き上がり、女性の場合バストラインがきれいにアップするからです。
顎関節の歪みも解消!
骨盤が歪んでいると、ズレたぶんの帳尻を合わせようと骨盤よりも上の骨にズレが生じる。
顎の関節がガクガクする。噛み合わせが悪くなる方が多いです。
半身太り、代謝の低下を解消
姿勢が悪い人は、日常生活において太ももの前側の筋肉にしか負荷がかからない状態になっています。
骨盤ケアのためにお尻の筋肉を鍛えると、お尻の付け根〜太ももの後ろ側の筋群(ハムストリングス)や、足の内側の筋肉が自然とうまく使えるようになるので、足が健康的にすらっと引き締まってくるのが実感できるはずです。
O脚も改善できたと、効果を感じられる人が多くいます。いろいろな筋肉が動くようになることで代謝もよくなり、結果的にむくみも取れてきます。
生理痛の改善
姿勢が悪いと、お腹の筋肉をハンモックのように支えているインナーマッスル(腸腰筋)がゆるんでしまい、お腹周辺の血の巡りが悪くなります。
すると骨盤のなかにある子宮などの内臓が冷えるため、女性の場合、生理痛に影響します。
正しい位置へ角度を直すと、生理痛も軽くなったと感じる方が多いのはこのためです。